izumi ito/ 2021年 7月 19日/ 試験・セミナー

こんにちは、伊藤です。
札幌も30℃を超える日が続き、エアコンが活躍する日々になってきました。
エアコンってつけると寒いですけど消すと暑いですよね。ツンデレか。

さて7/19(月)、アジャイルコーチである中村洋さんによりよいチームになっていくためにコーチングをしていただきました。

ノーストーチは今、変革期を迎えています。
社員が増えるに伴い受ける案件の規模も大きくなりました。
また扱う技術要素も変化してきたことから、今までとは違う働き方が求められています。
私達も色々と頑張っているのですが、「これってほんとに効果でてるのかな」「今やっていることってアプローチあってる?」などと迷うことも多々あり試行錯誤しています。
そこで、外部アジャイルコーチの方の視点からアドバイスをいただくことにしました。
(スクショを取るの忘れたので画像がありません、ごめんなさい)

変化と定点観測

こんな話をしました。
- 変化にはある程度時間がかかる、そして一時的にパフォーマンスが落ちるものであることを理解する
- 良くなっているのかなっていないのかわからない状態が続くとモヤモヤして、続かなくなることが多い。定点観測をして、それについて会話をしよう
- 簡単なことから始めるのでOK「esa何回検索した?」「役に立つ記事あった?」
- 最初はガチの計測にこだわらない。0が1になるだけでも収穫

チームのものさしを揃える

洋さんから「私達はどうなりたいのかについてチームで物差しが揃っている?」という質問を受けて、どうなったらHappyか考えてみました。やってみるとけっこう揃っていないことがわかりました。

  • 属人化しないで働きたい
  • 楽しいって思ってほしい。仕事だけじゃなく公私共に楽しい
  • "楽しい"と"成長"のバランスが良い状態でいたい。"お金はたくさんもらえるけど辛い"は嫌だ。
  • 残業時間を今の半分にしたい
  • 起きたことや問題については考えてきたつもりだけど、どうなったらHappyかを考えたことがなかった

ここが揃っていない状態で何をどう取り組んだらよいか決めたり、何をもって改善されているのか計測することを、チーム単位で取り組むのは難しいですね・・・。

"楽しい"を増やす

上記の質問で"楽しい"いうキーワードがでましたが、"楽しい"は人それぞれ違います。
自分にとっての"楽しい"は何かを考え、そこから"自分達の楽しい"は何かを考え、"自分達の楽しい"を増やす、頻繁に起こすと良いよねという話をしました
楽しい"が思いつかなければ、"これはイヤ!"ということを遠ざけるのでもよいです。

参考:ありたい/ありたくない姿の切り口の例
  - 技術
  - 顧客
  - 仕事のやり方
  - 関係性 など

みんなからの感想

  • お互いについて知る、という基本的なことが足りていなかったのだと気づかされた会でした。目的・目標を共有する、やったことの成果を言語化して確認する、というのは、意識しないと実践できないことだと思うので、今後意識的に取り組めたらいいなと思いました。

  • 「現在どうなのか」、「どうような状態になりたのか」を意識しなれば続かない。
    前回よりは少しでも進んでいたら嬉しいし。。やっただけで満足してしまってはダメですね。

  • これまでいろいろやってきた中で自分がどうなっていきたいかというものがなく、目の前のことに対して漠然と取り組んでしまっていたなということに気づけました。これはいやだたという低い方のラインを引くことはすぐにでも始められるなと感じました。

  • 改善を続けるためには必ず定点観測をすることというところが重要なのだと理解しました。個人やチームの働き方について、起きてきたことに対する良し悪しの考えや改善を考えてきたことは有れど、理想状態をきちんと考えてきたことは無かったということに気づきました。場当たり的だったのだなぁという反省が残ります。

  • いったん「創業~これまでの思いはどうであったか」「これから向かう先はどうしたいか」を話し合う良いタイミングなのかもしれないな、と思いました。上記のような考えを柔らかな話し方で引き出してくださった中村さんには、感謝しかありません。次は、「あの時話してた話から、こんなに進みましたよ」をご報告できると嬉しいですね。

私の感想

今回は任意参加としていましたが、蓋を開けてみたら全員が参加してくれました!率直にうれしいです。
私自身は、洋さんのお話を聞いてビルドトラップにハマっていた(*1)ということに気づけました。
何をやったかではなく、その後に行う"定点観測して成果について話す"ところまで行けてなかったなぁと。
さらに"定点"というところがポイントで、瞬発力はあれど継続できないことが多いのは薄々気づいてはいたものの、その原因に向き合っていなかったと気づきました。
全体的に、自分からのチームへのアプローチが浅かったと感じました。

みんなにとっては新しい気づきがあったようで、またここから少しずつみんなで取り組んでいきたいと思います!
中村洋さん、お忙しい中ありがとうございました!

*1 本当の課題やプロダクトの価値をおきざりにし、アウトプットすることが目的となってしまっている状況のこと。
参考図書:プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける Melissa Perri

About izumi ito

最近は主にPythonで仕事をしている認定スクラムマスターです。 仕事以外では、「アジャイル札幌」というコミュニティでアジャイル開発の講師やワークショップを開催していますので、お気軽にご依頼ください。