h.yamada/ 2024年 4月 16日/ 技術

ヤマダです。
今回はQlikCloudにスクリプトエディタが追加されたので使用してみました。

スクリプトエディタとは?

QlikはETLとしても使用できますが、ETLのみ(ロードスクリプトのみ記載)でも分析アプリを作成する必要がありました。
スクリプトエディタではロードスクリプトのみを記載できるファイルで、ETL専用のファイルになります。スクリプトエディタにはデータを持たないので、最後にデータ出力処理(Store)を実行し、分析アプリでファイルを参照することになります。
また、スクリプトエディタではデータマネージャーのようなGUIベースの操作はできなく。ロードスクリプトを記載することになります。

エディタ画面

ロードスクリプトとほぼ同じです。スクリプトの最後にStoreコマンドを記載します。
「データをプレビュー」では件数を指定したロード、データのプレビュー表示、Storeコマンド実行有無の設定ができます。Storeコマンドを記載していても、実行有無の設定をOFFにするとStoreが実行されません。
「データをエクスポート」でスクリプトを実行します。

データの入出力が確認できる

リロード後に概要タブ見ると、入出力ファイル概要が確認できます。ありそうでなかった機能。よき。

知らなかった影響分析

今更ですが、影響分析となるものがあったのですね。
データソースの使用状況(アプリ、テーブル、項目)がわかります。これオンプレ版&マトリックス表とか出力できたら管理がかなり楽になりますね(勝手に期待)

最後に

制限事項としては、セクションアクセス、部分ロードはサポートされていないようです。
スクリプトエディタを使用することで、分析アプリと区別ができるので視認性が上がると思います。今回はスクリプトエディタより影響分析を知ることができて勉強になりました。
オンプレ版で実装されることを期待します。
ではでは!

About h.yamada

初めに触ったBIはPentaho、QlikView約10年、特にQlikを使用した基盤構築やってます。 Tableau Desktop Certified Associateの資格も持ってました(有効期限切れ)