こんにちは!濱田です。
今回もzabbixつながりで、zabbix agentのインストール方法について書かせていただきます。
zabbix agentとは
これまでのブログの中でも書きましたが、zabbix agentとは何かというのを簡単にご説明します。
zabbix agentとはzabbix Serverがサーバを監視する側のサービスであるのに対し、
zabbix agentはzabbix Serverに監視される側のサービスです。
例外はありますが基本的にまず監視する側としてzabbix Serverを構築します。
そしてその監視対象として登録するサーバにzabbix agentをインストールして、
そのzabbix agentとやり取りしてサーバの監視をしていくというのが
zabbixを使用しての監視の基本的な流れになります。
zabbix agentのインストール(監視される側のサーバ)
ではここから実際にzabbix agentをインストールする手順を説明します。
始めに監視対象のサーバにzabbix agentをインストールする手順を紹介します。
※今回紹介するインストール手順のサーバOSはubuntuです。
まずzabbix agentのリポジトリを取得します。
そのままapt installしてもインストールできますがバージョンが古い可能性があるので、
新しいバージョンのリポジトリを取得しておくことをお勧めします。
※下記はバージョン5のリポジトリを取得する例
wget https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_5.0-1+focal_all.deb
sudo dpkg -i zabbix-release_5.0-1 + focal_all.deb
次にzabbix agentをインストールします。
sudo apt update
sudo apt install zabbix-agent
正常にインストールできたら次にconfファイルを編集していきます。
下記のディレクトリ配下のconfファイルをエディタで開きます。
/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
このファイルの下記3項目の記載を変更します。
①Server=<Zabbix ServerのIPアドレス または ホスト名を設定>
②ServerActive=<Zabbix ServerのIPアドレス または ホスト名を設定>
③Hostname=<任意のホスト名を設定> ※この項目に設定した内容は後で使うのでメモして下さい
以上で監視対象側の設定は完了です。
目次監視サーバ側の設定
監視サーバ側の詳細な手順に関しては、前回の記事の「監視対象の追加」を
参照していただければと思います。
前回の記事のホスト名に設定する内容を先ほどのconfファイルに設定したHostnameの値にすれば、
監視対象のagentと通信が確立されて監視が開始されるはずです。
設定したHostnameとホスト追加の際に設定するホスト名は全く同じ名前でないと接続できないので注意が必要です。
※別途サーバの設定でファイアウォールを有効にしている場合は、
監視対象サーバ側は10050、監視サーバ側は10051ポートを解放してあげる必要があります。
まとめ
ということで今回は主に監視対象サーバへのzabbix agentのインストール方法について説明しました。
特に難しい所もなかったと思うので結構すんなりインストールできるのではないかと思います。
次回は障害を検知したときにアラートを発報できるのですが、その手順と若干のコツがあるのでご紹介しようと思います。
それでは、また!